影を抱く者たち(前編)
これまでのあらすじ: 竜王のひまごである竜樹は、無愛想で常識知らずな18才の青年。 ある時、一人の美しい魔導士を助け、不覚にも一目惚れ。それが男だと気付いても後 の祭り。 一方、魔導士の名はセレアス。 最初こそ竜樹を敵と間違えたりしたものの、今ではすっかり心を許し、良き理解者と なっている。 アレフガルドの戦乱を経て、共に旅するようになった二人。 水の都ベラヌールでは、竜樹の父親と出会う。 竜王の血に隠された真実。セレアスは、竜樹と共に在る事が正しいのか悩みながらも、 自らの意志で旅を続ける事を決めた。 竜樹の父親は去り、セレアスは竜樹の本当の気持ちを知る。 水の都を後にし、目指すはローレシア大陸。 波乱の旅は、まだまだ続く。
1.遠い夢
2.光の巫女
3.隠れ村
4.異端
5.森へ
6.恋心
7.影ふたたび